サイプレス上野による自伝的書籍「ジャポニカヒップホップ練習帳」がリリース決定!
2016.11.16 UPDATE
サイプレス上野自身がヒップホップから学びとってきた、「考え方」と、それを元に培ってきた「体験」が注ぎ込まれた、初の単著が登場!
何度目かのヒップホップブームを迎えた今、本当の意味で文化としてのヒップホップを定着させるべく放たれた、渾身の日本語ラップ解説書兼自伝的書籍!
本気の売命行為を繰り返し、日本語ラップという神輿を担ぎ、時に担がれ、今、シーンのど真ん中に立ったラッパー、サイプレス上野。横浜のハズレ、陸の孤島、最寄り駅無しの団地群の一室で生まれた「オリジナルスタイル」のすべて。心を真っ裸で全てを綴った、ヒップホップからの「学び」と「その実践」がつまった半生記。
「父親が公務員で、日本中にあるような郊外に住み、地元の中堅私大に通った」という「普通」な著者が、今までの歩みを振り返りつつ、ヒップホップから「学んだ」ことや、その学びを活かした「体験」をまとめ、まさに「日本ならではヒップホップ(ジャポニカヒップホップ)」を体現し解説。「ヒップホップに呪われた」著者による、渾身の一冊!
【概要】
ジャポニカヒップホップ練習帳
著/サイプレス上野
2016年11月21日発売 四六判 240ページ/1512円(税込)
【各章紹介】
1 ドリームランドの街で暮らす ―文化を〝サンプリング〟することが大切
2 HIPHOP ミーツ 俺 ―外に出ないと〝フレッシュ〟なものに出会わない
3 TITLE-Bで初めての〝パケ〟 ―ヒップホップは業の肯定である
4「さんピンCAMP」と「大LB夏まつり」
―誰にも似ない、自分にしかできないことをやる
5 真心込めて歌った応援歌には何をしたって勝てませんわ!
―どんな失敗や後悔もネタにできる
6 学校生活よりも「柵の外側」へ ―内側から〝ヤバいスメル〟を出す
7 「俺がサ上、奴がロ吉 ドリームハイツの面汚し」
―音楽と地元の友達は整理する必要なんてない
8 シーンの主流から遠く離れた場所で ―話題の中心だけが、その物事の本質じゃない
9 ドリームランドの閉園 ―フッドからの恩は、フッドに返す
10 『ヨコハマジョーカー』発売と「建設的」
―培った知識を、自分らしいかたちで使いこなす
11 『ドリーム』発売と『BLAST』休刊
―「上手/下手」を超越する瞬間が、ヒップホップにはある
12 『WONDER WHEEL』発売と佐藤さんとの別れ ―別れによって、覚悟を決めることがある
13 We are ZZ ―クルーは音楽だけの繋がりじゃなくて、家族だ
14 ラッパー、ヤサを買う ―大人には溜まり場も仕事場も必要
15 『YOKOHAMA LAUGHTER』と『MUSIC EXPRES$』発売
―「自分が何者か、どうしたいのか」と迷うことも重要
16 〝ヨコハマシカ〟とマッチョくん ―フックアップされるのではなく対等になるまで、上がる
17 語弊招いてもアイドルとやる ―ラッパーとしての矜持と、真っ裸な自分という矜持を持つ
18 ロベルト吉野の活動休止 ―俺達はグループじゃない。個と個の繋がりなんだ。
19 復帰作『コンドル』の発売 ―音楽に「確かめ算」なんか必要ない
20 『フリースタイルダンジョン』の功罪 ―どんな娯楽でも〝ナレッジ〟が必要だ
21 「あいつ何者? その言葉通りなるぜ何者」
―「みんな同じ気持ちを抱えてるんじゃないか」ってことの証明